マレーシア・クアラルンプール〜寸借詐欺にご注意
起きて15分は布団から出たくない。どうも【huyomaru】です。
本日は題名の通り寸借詐欺ですねん。
大きな声では言えませんが…(夫が被害にあいましてん。)
我が家の大黒柱である夫くんは仕事柄、海外に行くことが多く、それはそれで慣れない異国の地で頑張ってるわ。ありがとう…と、このhuyomaru嫁なりに思ってます。(多分)
「インドネシアとマレーシア行ってくるわ〜!」と旅立ち、、日本に帰る日の前日。
今でも忘れない12月14日…夕刻…1本の電話…。
夫「あ、もしもし、huyomaruちゃん?」
高揚感が見える第一声だった。
夫「トランジットが長かったからクアラルンプール駅まで出てきたんだけど、雨が降ってきてさ、雨宿りしてたらさ、アジア人がさ英語で『日本人か?』って声かけてきてさ、めっちゃ汗かいてて、困ってそうでさ、聞いたらシンガポールから旅行に来てるシンガポール人でさ、財布を落としたみたいでシンガポールに帰れないって言ってるねん。…1万円貸してほしいらしくてさ、ほんで貸そうと思ってるねんけど、どう思う?」
お、お、お巡りさ〜ん!!
自ら詐欺にあおうとしている人がいてますーーーー‼︎
詐欺師と、もうすぐ被害者になるであろう人…どちらも自国開催ではなく第3国開催開幕戦である。
【huyomaru】は諭すようにこう言った。
「っえーっと、離れている日本から聞いていても99.9%詐欺ですね…夫くん…貸してあげたい(信じたい)その根拠は何?」
夫「頭から汗かいてるんやで?俺ほんまに困ってる人みたら助けてあげたいねん。そこのホテルに泊まっててメールアドレスも交換して、お金は後で振り込むって言ってる。ほんまにっほんまにっ困ってると思う。英語も綺麗し信用できると思う。」
故•蜷川幸雄さんも、びっくりな俳優であるには間違いない。
「英語も綺麗」って言う点は意味がわからないが、詐欺師なら英語はカタコトだろうという思い込みでしょうか。
そして夫は困っている人を助けてあげる心を持つ人だったと安堵。(←酷い)
もう…真っ直ぐに慈愛に満ちてしまったら、どうすることも出来ない。
【huyomaru】はこう続けた。
「分かった。そんなに貸したいなら止めない。でも、お金の貸し借りはそんなに甘いものじゃない。返すお金が入金される口座番号言うのも嫌だし、本当に困ってるなら大使館に行くでしょ?泊まってるホテルの人に言うでしょ?見ず知らずの日本人に借りるなんて安易や。それでも貸すなら、あげるって言ってくれる?」
夫「大使館は今日が土曜日やから休みって言ってる。…えーーーー。。俺が間違ってる?ちょっとよく考えてみるわ。少し話してみる。」
1度目の電話が終了。
やだ、凄いこの人、まだ信じてる(汗)
マレーシア•クアラルンプール•寸借詐欺で検索をすると沢山の体験談があるじゃないか(汗)
気づいてくれと願いながら記事をメールで飛ばす。
しばらくすると夫から再着信。
夫「…どうしよう…俺、詐欺にあってるかも。」
(妻の説得より他人の詐欺体験談が効くのね!)
夫「どうしよう。なんて言ったらいい?でもほんまに困ってそうやねんけどな〜。」
(0.01の希望にかけるか?夫よ!)
【huyomaru】
「分かった。それなら1000円分のお金、渡し。それしか力になれんと言って、その場から逃げてね。」
夫「財布のなか20ドル札しか無いわ。」
(そんなん、知らないよっ!)
もう笑うしかないとはこの事である。
こんなに長いこと電話でやりとりする中で、ひかない詐欺師も詐欺師である。
- その後の顛末
20ドル札を受けとった自称シンガポール人は駅改札から逆方向に走っていき、教えられた電話番号は現在使われておらず、1万円から減額して20ドル札詐欺に遭ったという結果になりました。とさ。
夫の[人を信用する]スキルはゼロになった…
- 何故ターゲットにされたのか
「can you speak English?」と聞かれたようです。
正直に少し話せると言ったあと詐欺師は
「Japanese?」と日本人かどうかを聞いてきたんだと言う。
- 日本人、優しすぎる問題
国民性と言うか、なんでしょうね。
日本人って本当に困ってる人には優しいですよね。
信じちゃうし、日本ベースで考えてしまうのでしょうね。
- 最後に…
今回の件は勉強になりましたし、また日本人がターゲットになるのでは…と反省もあります。
命があっただけ良かったな。と安心もしました。
日本から出たら、日本の常識は通じない。
[郷に入れば郷に従え。全ては警戒せよ。]
これを胸に空を飛びたいと思いました。
以上、【huyomaru】でした。
お粗末でした。